平成26年度事業計画

管理運営する「横浜市社会教育コーナー(以下コーナー)」の指定管理第2ステージの4年目を迎えました。次のステージをにらみつつ、コーナーで展開する自主事業や各地で行われる事業などと連携し、横浜の生涯学習が根付いていくよう進めていきます。
コーナー事業を含め様々な機会をとらえて、人と人がつながり、一緒にアクションを起こしていけるよう「ともだち作戦」と名付け、アクト事業のさらなる広がりを模索しつつ進めていきます。また会員増を目指し予算の安定化を図りたいと考えています。

アクト事業

1 学校教育との連携
①学校・地域コーディネーター養成講座
地域の教育力を生かした学校運営の支援を目的に、学校と地域のパイプ役として調整を行う人材を養成するため、「学校・地域コーディネーター」の意義や役割、人材の活用方法、事業企画のノウハウなどについて学ぶ講座を実施する。
②学校・地域コーディネーター連絡会
現在「学校・地域コーディネーター養成講座」修了生が主体的に繋がり、毎月定例で連絡会を開催している。昨年度からアクトは事務局機能の一部とコーナーの部屋の提供を行い、彼らの拠点として位置づけてきた。今年度も学校・地域コーディネーターの活動がより活発にまた安定した取組ができるよう引き続き支援していきたい。
③第2回Yokohama学校地域コーディネーターフォーラム
昨年度から開催しているフォーラムを今年度は実行委員会との共催事業と位置付け、団体の自立化を図り、協働して事業に携わる。

2 社会教育との連携
昨年度に引き続き各区に配置されている「社会教育指導員」の自主研修の場として取り組んでいきたい。情報交換や課題の共有化、指導員としての役割等、各回テーマに沿い進めていく。

3 団体・機関・施設等との連携
「磯子NPO連絡会」・「横浜山手芸術祭」・「横浜サンタプロジェクト」・「磯子図書館」等との連携事業を通して、顔のみえる関係性の構築と今後のアクト事業の広がりを見据えつつ、現在管理運営しているコーナー事業へのつながりや周知も積極的に行い、施設利用につなげていく。

4 講師・委員として
既存の依頼を含め積極的に対応し、横浜の生涯学習の推進に寄与していく。

横浜市社会教育コーナー管理運営

●目標

1 生涯学習・社会教育に関する情報の受発信並びに相談コーディネートの充実を図る。
①ホームページのリニューアルにより、コーナー事業は基より、市内外の生涯学習関連情報の発信を充実させる。
②市内18区生涯学習支援センター情報紙・サークル情報等の集約
③コーナー利用団体の会員募集冊子の作成と配布
④館外掲示板の活用
以上の機能を活用し、情報を集め整理して相談業務へ生かす。また寄り添いながらコーディネートしていく。

2 学校教育・社会教育との連携の強化と支援の充実を図る。
アクト事業参照

事業内容

1 生涯学習・地域活動団体(個人)へ安全・安心な場の提供
①横浜市の公共施設を運営していることを常に意識し、公平で安全、併せて清潔を保ちながら施設管理をしていく。
②築40年の施設であるが、日常清掃と業者による定期清掃、並びに日常業務でのチェックと業者による定期点検などを組み合わせ、計画的な修繕計画を立て対応していく。
③施設の機能を今まで以上伝える努力をしながら、稼働率向上を目指していく。
年間開館日:345日
事務所体制:週4日常勤職員(3人)、週3~4日常勤職員(2人)、夜間アルバイト(2人)、清掃担当(2人)

2 生涯学習・地域活動に関する相談・コーディネート
今年度重点目標の情報の受発信を充実させ、集約した情報を事務所内で共有しながら対応していきたい。また、職員が手分けして区内の施設や団体を訪問し顔のみえる関係を作りながら持ち帰った情報を活かしていきたい。情報共有の一つとして「相談カード」を作成し活用していく。
①市内18区の支援センター情報(情報紙など定期刊行物)を集約し、相談対応に役立てる
②館内の情報スペースをリニューアル。最新情報と資料としての情報とを区別し、整理を進める。

3 生涯学習・地域活動団体(個人)間の交流の機会を創出する
出会いのきっかけをつくり、それが繋がっていくことを期待して事業を企画、同時に社会教育コーナーの周知にも活かしていきたい。

①おまつりだ!!
コーナーを知ってもらうための啓発事業。地域の団体やサークルと連携し、全館を使って楽しいイベントを計画。
日程:4月29日(火・祝)10:00~16:00
②大掃除&交流会
コーナーを拠点に活動しているサークル・団体が年末大掃除を一緒にすることにより顔のみえる関係ができ、お互いの活動を知るきっかけとする。4年目となるが、毎回好評で参加者も増えている。
日程:12月下旬
③おやこの広場
乳幼児をもつ親が集い、遊びを通して交流する。自主グループ「ばばばる~ん」との共催で手遊び、歌遊び、食育等の勉強会などを楽しい雰囲気の中で伝え、参加者同士が知り合いになるきっかけとなる。
日程:4月~3月(全11回)10:30~11:30
④ベビーマッサージ
0歳以下の子どもを持つ親に呼び掛け、赤ちゃんとのスキンシップを学びながら交流する。
日程:6月以降年4回10:00~11:15
⑤ママフィット
目的:子育て中の親がリラックスできるよう体を動かし、リフレッシュすることで、親子・夫婦のより良い関係が図れる。
日程:7月11日~2月13日(金)9:30~10:40(全8回)
募集人数:親子15組&10人

4 生涯学習・地域活動団体(個人)の活動・事業・運営を支援する
地域で活動している人たちのスキルアップや情報交換の場を整えることで、課題の共有や解決の糸口等へつながり、其々の活動がより活発になることを目的に実施。昨年度からは力を合わせることで新しい展開もあり、今年度も期待できそう。
①おはなし会ボランティア養成講座・講演会
学校や地域でおはなし会や読み聞かせの活動をしている人を対象に、基本的な考え方やスキルアップを図るとともに仲間づくりにつなげることを目的に実施。毎年受講生同士でチームを作り自主事業の「おはなし会」へ出演し、学んだことを即実践へとつなげている。
講演会では作家や本の編集者を呼び、本の魅力などを伝えてもらう。
日程:秋頃の予定(全5回)
②おはなし会のためのボイストレーニングⅠ
目的:おはなし会や読み聞かせをしている人を対象に声の出し方等の実際を学ぶ。
日程:6月24日~7月29に日(全4回)
おはなし会のためのボイストレーニングⅡ
日程:秋頃を予定(全4回)
③手あそび・わらべうた講座(共催:読書活動推進プロジェクト 後援:磯子図書館)
学校や地域でおはなし会や読み聞かせをしている人などを対象に実施。
日程:6月13日(金)10:00~12:00
④横浜 学校・地域コーディネーター連絡会
平成19年度から始まった養成講座修了生の自主研さんの場。各校での活動の現況を紹介したり不安なことや課題などを相談し合ったりと関係性もでき、仲間づくりにもなっている。今年度も力を合わせて一緒に事業を行う(6月28日実施のフォーラム)
日程:毎月第2水曜日10:00~12:00
⑤Yokohama学校地域コーディネーター・フォーラム
学校・地域コーディネーター連絡会の有志とアクトが共催し、活動に役立つ「学習支援プログラム見本市・交流会」を実施。
日程:6月28日(土)10:00~15:00
会場:横浜市社会教育コーナー

5 生涯学習・地域活動の担い手のすそ野を広げる
何かを始めたい人は潜在的にいるのだが、なかなか初めの一歩に結びつかない。知り合って理解し合いつながって一緒にアクションを起こしていける環境を整えていきたい。
①おはなし会
地域や学校で活動している人や養成講座修了生チームの実践の場。子ども達と本をつなぐきっかけになることを期待して実施。参加者は子どもから大人まで幅広く、リピーターも多い。
日程:毎月第3土曜日(全11回)11:30~12:10
②家庭教育学級ぱんぷきん
乳幼児を持つ親同士が共に子育てや社会的課題について学ぶとともに、つながって社会参加の一歩とする連続講座。実施時期は未定。

6 生涯学習機会の提供
誰でもが気軽に参加でき、共に学び、育ち合う機会をつくり、そこでの出会いが次への一歩になるよう期待して実施。(現在企画中)
①映画音楽を歌おうⅠ(7月21日開始)(全8回)
映画音楽を歌おうⅡ
声を出す。ハーモニーの楽しさを体感してもらう。
②夏の水遊び
磯子区子育て拠点「いそピヨ」と連携。夏の午前中親子で遊ぶ。8月実施(全4回)
③ギターを弾こう
④筆ペン講座
⑤横浜巡り
⑥エコカフェ
⑦英語でトークinISOGO
様々な国の出身者をゲストに迎え、母国の文化や習慣などを紹介してもらい、理解を深める。
日程:9月27日・10月25日・11月29日(土)10:00~12:15(全3回)
参加者:40人

7 生涯学習・地域活動に関する情報の受発信
①コーナーの機能がより分かりやすい資料の作成と配布
部屋と機材などの使い方プログラムを作成し、利用者はもとよりホームページにも掲載して新たな利用者発掘へつなげる。また市内各機関や施設、大学にも作成資料と既存リーフレットを送付し、コーナー周知にも努めたい。
②市内18区生涯学習支援センター情報紙・サークル情報等の集約
一昨年度より各区支援センターへ依頼文を送付。定期刊行物(情報紙・サークルガイド・ボランティア講師冊子など)を集約し。情報の一元化を目指していく。
③コーナー利用団体の会員募集冊子作成配布
今年度も引き続き発行。
発行予定:7月上旬
発行部数:1,000部
④ホームページで利用団体や関係機関(施設)等の各種情報(会員募集・イベント・講座)の発信
ホームページを活用し生涯学習情報を広く周知していくと同時にコーナーを知ってもらう機会となる。
⑤館外掲示板の活用
コーナー事業だけでなく、多くの人の目に触れる場所にある掲示板の有効活用を目指している。登録団体や市内機関や施設の事業・イベント等の周知に活用。館内への誘致にも有効である。

8 様々な団体・企業・施設・機関等とつながり、コーナー事業や施設利用の促進を図る
区内はもとより市内の各団体・企業・学生・施設・機関と一緒に事業を行うことで、コーナーの紹介から施設利用への促進を図る。また日常の相談業務から見えてくる課題解決へは独自のプログラムを提示しながらコーナーの周知をし、アクト事業へつなげていく。
①事業の企画・運営に参加して共に創っていく。
・横浜山手芸術祭 ・磯子NPO連絡会 ・横浜サンタプロジェクト ・いそっぴゴールデンウイーク ・横浜学校・地域コーディネーター連絡会 ・Yokohama学校地域コーディネーター・フォーラム ・読書活動推進プロジェクト
②定期的な会合等に参加し、顔のみえる関係の構築から事業への展開を図る
・磯子区内子育て支援ネットワーク ・磯子図書館利用者懇談会 ・花の土曜会の活動
・磯子区館長連絡会
③市内・区内の関連機関・施設へのアプローチ

9 横浜市社会教育コーナー事業の広報・周知
各種事業の周知を区内はもとより市内の各種機関や施設に依頼し、広く行う。

10 横浜市社会教育コーナーの評価・検証
普段の窓口対応を含め様々な機会をとらえて利用者や市民の声を聴き、管理・運営に活かしていく。
①利用者会議
②利用者アンケート
③事業アンケート

11 生涯学習・地域活動に関連した研修への参加
企業・団体・行政・大学等が主催する生涯学習・市民活動に関する研修に積極的に参加。日常業務や事業運営に活かしていく。