平成25年度事業計画

管理運営する「横浜市社会教育コーナー(以下コーナー)の指定管理第2ステージの3年目を迎え、また第三者評価の年です。次のステージをにらみつつ、コーナーで展開する自主事業や各地で行われる事業等と連携・参画し、つながって横浜の生涯学習が根付いていくように進めていきます。
また昨年に引き続き、会員増を目指して予算の安定化を図りたいと考えています。

アクト事業

1 学校教育との連携
現在「学校・地域コーディネーター養成講座」修了生が主体的に繋がり、毎月定例で連絡会を開催している。昨年度からアクトは事務局機能の一部とコーナーの部屋の提供を行い、彼らの拠点として位置付けてきた。今年度も学校・地域コーディネーターの活動がより活発にまた安定した取組ができるよう引き続き支援していきたい。

2 社会教育との連携
各区に配置されている「社会教育指導員」の自主研修の場として取り組んでいきたい。情報交換や課題の共有化、指導員としての役割等、各回テーマに沿い進めていきたい。

3 団体・機関・施設との連携
「磯子NPO連絡会」・「横浜山手芸術祭」・「横浜サンタプロジェクト」・「磯子図書館」等との参画や連携事業を通して、顔の見える関係性の構築とコーナー自主事業へのつながり、併せて管理運営するコーナーの周知も積極的に行い、施設利用につなげていく。
4 講師・委員として
既存の依頼を含め積極的に対応し、横浜の生涯学習を進めていく。

横浜市社会教育コーナー管理運営

●重点目標
1 生涯学習・地域活動に関する情報の受発信を充実させ、団体などの活動が活発になることを目指す。
① コーナーの機能がより分かりやすい資料の作成と配布(写真・説明付き)ホームページも同様に変更していく。
② 市内18区生涯学習支援センター情報紙・サークル情報等の集約
③ コーナー利用団体の会員募集冊子の作成と配布
④ ホームページで利用団体や関係機関(施設)等の各種情報(会員募集・イベント・講座)の発信
⑤ 館外掲示板の活用

●その他目標
1 生涯学習・地域活動団体(個人)間の交流の機会を創出する
2 生涯学習・地域活動団体(個人)の活動・事業・運営を支援する
3 生涯学習・地域活動団体の担い手のすそ野を広げる
4 様々な団体・企業・施設・機関とつながり、コーナー事業や施設利用の促進を図る

事業内容

1 生涯学習・地域活動団体(個人)へ安全・安心な場の提供
① 横浜市の公共施設を運営していることを常に意識し、公平で安全、併せて清潔を保ちながら施設管理をしていく。
② 築40年の施設であるが、日常清掃と業者による定期清掃、並びに日常業務でのチェックと業者による定期点検などを組み合わせ、計画的な修繕計画を立てて対応していく。
③ 施設の機能を今まで以上伝える努力をしながら、稼働率向上を目指していく。
年間開館日:345日
事務所体制:週4日常勤職員:3人
週3日常勤職員:2人   計5人
夜間アルバイト:2人
清掃担当   :2人

2 生涯学習・地域活動に関する相談・コーディネート
今年度重点目標の情報の受発信を充実させ、集約した情報を事務所内で共有しながら対応していきたい。また、職員が手分けして区内の施設や団体を訪問し顔の見える関係を作りながら持ち帰った情報を活かしていきたい。情報共有の一つとして「相談カード」を作成し活用していく。
① 市内18区の支援センター情報(情報紙など定期刊行物)を集約し、相談対応に役立てる。
② 館内の除法スペースをリニューアル。最新情報と資料としての情報を区別し、整理を進める。

3 生涯学習・地域活動団体(個人)間の交流の機会を創出する
出会いのきっかけをつくる、それがつながっていくことを期待して事業を企画、同時に社会教育コーナーの周知にも活かしていきたい。
① おまつりだ!!
コーナーを知ってもらうための啓発事業。地域の団体やサークルと連携し、全館を使って楽しいイベントを計画。
日程:7月13日(土)10:00~16:00
② 大掃除&交流会
コーナーを拠点に活動しているサークル・団体が年末大掃除を一緒にすることにより顔の見える関係ができ、お互いの活動を知るきっかけとする。3年目となるが、毎年好評で参加者も増えている。
日程:12月下旬
③ おやこの広場
乳幼児を持つ親が集い、遊びを通して交流する。自主グループ「ばばばる~ん」との共催で手遊び、歌遊び、食育の勉強会などを楽しい雰囲気の中で伝え、参加者同士が知り合いになるきっかけとなる。
日程:4月~3月(全11回)10:30~11:30
④ ベビーマッサージ
0歳以下の子どもを持つ親に呼び掛け、赤ちゃんとのスキンシップを学びながら交流する。
日程:6月以降年4回 10:00~11:15

4 生涯学習・地域活動団体(個人)の活動・事業・運営を支援する
地域で活動している人たちのスキルアップや情報交換の場を整えることで、課題の共有や解決の糸口等へのつながり、其々の活動がより活発になる事を目的に実施。昨年度からは力を合わせることで新しい展開もあり、今年度も期待できそう。
① おはなし会ボランチィア養成講座・講演会
学校や地域でおはなし会や読み聞かせの活動をしている人を対象に、基本的な考え方やスキルアップを図るとともに仲間づくりにつなげることを目的に実施。毎年受講生同士でチームを作り自主事業の「おはなし会」へ出演し、学んだことを即実践へとつなげている。
講演会では作家や本の編集者を呼び、本の魅力など伝えてもらう。
日程:秋頃の予定
② 横浜学校・地域コーディネーター連絡会
平成19年度から始まった養成講座修了生の自主研鑽の場。各校での活動の現状を紹介したり不安な事や課題などを相談し合ったりと関係性もでき、仲間づくりにもなっている、今年度は力を合わせて一緒に事業を行う(6月8日実施のフォーラム)
日程:毎月第2水曜日10:00~12:00
③ Yokohama学校地域コーディネーター・フォーラム
学校・地域コーディネーター連絡会の有志とアクトが共催し、活動に役立つ「学習支援プログラム見本市&交流会」を実施。
日程:6月8日(土)10:00~15:00
会場:横浜市市民活動支援センター

5 生涯学習・地域活動の担い手のすそ野を広げる
何かを始めたい人は潜在的にいるのだが、なかなか初めの一歩に結びつかない。知り合って理解し会い繋がる環境を整えていきたい。
① おはなし会
地域や学校で活動している人や養成講座修了生チームの実践の場。子ども達と本をつなぐきっかけになることを期待して実施。参加者は子どもから大人まで幅広く、リピーターも多い。
日程:毎月第3土曜部(全11回)11:30~12:10
② みなとYokohamaガイド養成講座
横浜に住む外国人にまちの歴史や文化を知ってもらい、まちに愛着を持ってもらうことを目的にガイド通訳を養成する。現在関係団体に相談中。
③ 家庭教育学級ぱんぷきん
乳幼児を持つ親同士が共に子育てや社会的課題について学ぶとともに、つながって社会参加の一歩とする連続講座。実施時期は未定

6 生涯学習機会の提供
誰でもが気軽に参加でき、共に学び、育ちあう機会を作り、そこでの出会いが次への一歩になるよう期待して実施。
① ハーブの魅力を感じる講座
身近に緑を感じてもらいハーブの正しい知識や魅力を伝え、生活に活かしてもらう。昨年度実施したグループ活動応援講座の事後グループ(チームローズマリー)との共催。講師はコーナー登録団体の花の土曜会とカモミールの会に依頼。ハーブの鉢植え体験も取り入れた。
日程:6月11日・25日(火)10:00~12:00
② 生活にうるおいを!シリーズ
(イ)絵手紙を書こう
(ロ)書道入門
(ハ)ハーブを楽しむ
イロハとも講師は登録団体を予定している。内容・時期など現在相談中。
③ 賢く暮らそう講座
(イ)地域の関係・家族の関係
(ロ)金銭トラブルあれこれ
講師は登録団体や昨年度の事業で知り合った企業を予定している。内容・時期は相談中
④ ヨコハマ・エコ・カフェ
地球温暖化などの環境問題などを学び、普段の生活に活かしていく事を目的に実施。
テーマなど未定
⑤ 英語でトーク in ISOGO
様々な国の出身者をゲストに迎え、母国の文化や習慣などを紹介してもらい、理解を深める。
日程:5月25日・6月22日・7月27日(土)10:00~12:15
参加者:40人

7 生涯学習・地域活動に関する情報の受発信
① コーナーの機能がより分かりやすい資料の作成と配布
部屋と機材などの使い方プログラムを作成し、利用者はもとよりホームページにも掲載して新たな利用者発掘へつなげる。また市内各機関や施設、大学にも作成資料と既存リーフレットを送付し、コーナー周知に努めたい。
② 市内18区生涯学習支援センター情報紙・サークル情報等の集約
昨年度より各区センターへ依頼文を送付し、定期刊行物(情報紙・サークルガイド・ボランティア講師冊子など)を集約し情報の一元化を目指していく。
③ コーナー利用団体の会員募集冊子作成配布
昨年度実施で大きな反響があった。今年度も引き続き発行。
発行予定:7月上旬
発行部数:1,000部
④ ホームページで利用団体や関係機関(施設)等の各種情報(会員募集・イベント・講座)の発信
ホームページを活用し生涯学習情報を広く周知していくと同時にコーナーを知ってもらう機会となる。秋頃実施予定
⑤ 館外掲示板の活用
現在は自主事業のポスターを掲示している。登録団体をはじめ生涯学習に関連したチラシを貼り、道行く人たちに広報し活動の活性化につなげたい。

8 様々な団体・企業・施設・機関等とのつながり、コーナー事業や施設利用の促進を図る
区内はもとより市内の各団体・企業・学生・施設・機関と一緒に事業を行うことで、コーナーの紹介から施設利用への促進を図る。また日常の相談業務から見えてくる課題解決へは独自のプログラムを提示しながらコーナーの周知をし、アクト事業へつなげる。
① 横浜山手芸術祭への参画
② 磯子区内子育て支援ネットワークとの連携
③ 読書活動推進プロジェクトとの連携
④ 横浜学校・地域コーディネーター連絡会との連携
⑤ 磯子NPO連絡会への参画
⑥ 横浜サンタプロジェクトへの参画
⑦ 磯子図書館との連携
⑧ 花の土曜会との連携
⑨ 市内・区内の関係機関・施設へのアプローチ

9 横浜市社会教育コーナー事業の広報・周知
各種事業の周知を区内はもとより市内の各種機関や施設に依頼し、広く行う。

10 横浜市社会教育コーナーの評価・検証
今年度は第三者評価を受ける年でもあり、利用者や市民の声を聴き、管理・運営に活かしていく。
① 利用者会議
② 利用者アンケート
③ 事業アンケート
④ 第三者評価委員会

11 生涯学習・地域活動に関連した研修への参加
企業・団体・行政・大学等が主催する生涯学習・市民活動に関する研修に積極的に参加。日常業務や事業運営に活かしていく。