平成25年度事業報告

アクト事業

◆学校教育との連携

① 学校・地域コーディネーター養成講座(横浜市の委託事業)
講座研修:7月4日・9日・11日・9月24日・30日・12月10日・19日・1月16日
学校見学:7月16日・9月5日・10日・17 公開研修:7月30日
学校訪問、情報交換:10月7日~11月25日(32校)
活動報告会:平成26年2月8日
参加者数:120人
② 横浜学校・地域コーディネーター連絡会
目的:学校・地域コーディネーター養成講座(市教委主催)修了生の活動現場での課題の共有、情報交換を定期的に行い、課題解決などを図る。
日程:4月~3月毎月第2水曜日10:00~12:00(全9回)
参加人数:129人(延人数)
内容:活動している各校の取組状況の紹介、Yokohama学校地域コーディネーター・フォーラム(学習プログラム見本市・交流会)開催に向け話合い、準備などをおこなった。
成果:常時10人以上が参加し、活動が初めての方からの様々な質問に皆が丁寧に対応している。時には一緒に考える場もあり、ここでも仲間づくりが進んでいる。養成講座では学習支援者として協力をし、新たな修了生とのつながりも広がっている。
課題:各校コーディネーターの自主的な会であるため、財政的な基盤が脆弱である。今後も検討課題。
③ Yokohama学校地域コーディネーター・フォーラム
目的:平成19年度から始まった学校・地域コーディネーターの活動を広く知ってもらうことを目的に地域(企業やNPOなど)と学校がつながり、子どもたちの学習支援を進める。
日程:6月8日(土)10:00~16:00
内容:教育支援プログラムを持っている企業NPO大学などと学校をつなぐプログラム見本市と交流会を行う。16団体(企業)のプログラムが揃い、活発な情報交換が行えた。
参加者数:200人
成果:学校・地域コーディネーター連絡会が母体となり実行委員会を立ち上げた。横浜市で初めての取組ということで多くの学校関係者や団体の参加があった。今後は参加団体(企業)数を増やし、学習支援を進めていきたい。実行委員として参加した各校のコーディネーターどうしのコミュニケーションも深まった。
課題:資金的な基盤も無く全員ボランティアでの活動だった。達成感はあったが、予算面が課題。

◆社会教育との連携

① 社会教育指導員自主研修会
横浜の社会教育の中枢を担う社会教育指導員の自主研修と情報交換の場。それぞれが担当している業務の紹介や共通する役所の組織を学んだり、課題の共有と課題解決への糸口を探ったり活発に意見交換をしている。
日程:7月30日・10月3日・11月7日・12月5日・3月20日(全5回)
参加者数:延べ54人
② 生涯学習支援センター職員等スキルアップ講座(横浜市の委託事業)
テーマ:魅力ある支援者になるために! つながる仕組み&学びの生かし方
日程:12月16日~1月29日(全3回)
対象:市民活動・生涯学習支援センター職員、社会教育指導員、生涯学習関係職員、区民利用施設職員
参加者数:68人(延べ人数)

◆団体・施設・機関との連携

区内で活動している団体や市内の各施設・機関と一緒に事業の企画運営を担いながら各々の強みを生かす場にもなった。同時にアクトの弱みも垣間見えた。今後も積極的に連携しながらコーナーの事業にも活かしていきたい。

◆講師・委員として

依頼先の現場では活動の現状を知ることができ、多くの人との出会いもあり様々な情報を得ることができた。今後も積極的に対応していきたい。
内容(依頼先)
平成25年度支援センター・社会教育指導員新人者研修(市教委生涯学習文化財課)
戸塚区区民企画運営講座事業検討(戸塚区地域振興課)
平成25年度磯子図書館利用者懇談会(磯子図書館)
平成25年度磯子区事業評価委員会(磯子区区政推進課)
保土ケ谷区地域・まちづくり活動支援会議(保土ケ谷区地域振興課・福祉保健課)
きらっとあさひ地域支援補助金検討会(旭区区政推進課・福祉保健課)
平成25年度山梨市成人大学講座講師(山梨市教育委員会)
江戸川総合人生大学講師(江戸川総合人生大学)
平成25年度麻生市民館シニアの社会参加支援事業講師(麻生市民館)
金沢区新たな人材発掘・育成事業講師(市民局市民活動支援部)
横浜市市民活動支援センター事業部会専門委員(横浜市市民局市民活動支援課)
磯子区民文化センター指定管理者選定評価委員会(磯子区地域振興課)

横浜市社会教育コーナー管理運営

【事業目標】

事業目標は昨年と同様とし、生涯学習、社会教育がより地域に根付いていくよう、人材育成にも力を入れて市民企画講座の充実を図っていった。

1 生涯学習、地域活動団体(個人)への安全・安心な場の提供。
2 生涯学習、地域活動団体(個人)間の交流の機会を創出する。
3 生涯学習、地域活動団体(個人)の活動・事業・運営を支援する。
4 生涯学習、地域活動の担い手のすそ野を広げる。
5 生涯学習、地域活動に関する情報の受発信を充実させる。

1 場の提供

①利用率・利用人数・利用コマ数について報告
②登録団体数:432団体(平成26年3月31日現在)
分野(登録数)
テニス(135)、卓球(5)、太極拳(20)、ヨガ(3)、体操(10)、ダンス(56)、踊り(2)、詩吟(2)、朗読(3)、演劇(1)、人形劇(1)、合唱(57)、器楽(8)、絵画(11)、水彩画(12)、書道(9)、手工芸(5)、ゲーム(1)、外国語(12)、俳句(9)、歴史文学(1)、パソコン(2)、自治会(1)、管理組合(10)、健康福祉(1)、地域市民活動(16)、高齢者福祉(2)、子育て支援(4)、青少年育成(4)、その他(29)
※その他:上記に該当しない学習会、打合せなど
③利用率アップへの取組
5月より研修室A・B・Cの利用数を3コマから5コマへ増やし、また利用希望日の1週間前に部屋が空いていたら、利用団体が持っている予約コマ数に関係なくどの部屋でも利用可能とした。併せて交流コーナー利用の個人・団体が記入しやすいよう「利用報告書」をリニューアルし、また声掛けの励行と事務所で記入をするなどした結果、全体の利用者数並びに部屋の稼働率が増えた。
④UR機構との連携強化
当施設は、UR機構が管理する「磯子3丁目団地」1号棟の1階部分に設置されている。団地事務所や担当部署と今まで以上コミュニケーションを図り、連絡等を密にしていった。
⑤開館・閉館時間の厳守
決まった時間の開館・閉館を職員全員に意識徹底させ、コミュニケーション良く行った。また窓口では利用者の立場に立った分かりやすい受付案内に努めた。
⑥安全安心をモットーの施設運営
安全、安心な利用をモットーに施設内の保全状況等をチェックし、計画的な修繕と業者による定期点検と日頃の業務を通しての点検などに努めた。日常清掃で解決できない内容は次年度の業者による清掃計画に入れ対応。
⑦事務所内での情報の共有
職員はローテーション勤務のため、普遍的な認識と情報の共有が必要となる。その解決のため日報の活用と定期的に事務所会議を実施し、サービスのばらつき防止に努めた。また、守秘義務の履行、個人情報保護の遵守、情報公開規定による適切な対応を心掛けた。

2 相談・コーディネート・情報提供

①相談内容の特徴
市民個人に対し講師や団体・サークルの情報提供はもとより、市内外の施設職員や中間支援機関(支援センター)職員、行政職員から講師の紹介やプログラムの組み立てや会議の考え方や進め方などの相談も多く寄せられ対応した。今後も各施設や機関などの後方支援も視野に入れながら研修や情報収集に励みたい。
②相談カードの作成
相談カードを作成し、それを毎月まとめ全員に回覧、相談内容とその対応内容等について情報共有していった。職員全員が同じ情報を持つことは無理でも、情報源を共有することは大切で今後も続けていきたい。

3 交流の機会を創出する

①おまつりだ~
目的:社会教育コーナーを知ってもらう啓発事業
日程:7月13日(土)10:00~16:00
対象:子どもから大人まで
参加人数:980人
内容:主催事業の講師や磯子区内NPO等と連携し、コーナー全館を使って「子ども工作広場、人形劇、クラフト体験教室、フリ―マーケット、みんなで歌おう、昭和歌謡ショー」など実施。
成果:講座受講者の参加や「いそご区民活動支援センター」の出前相談コーナーもあり、参加者も増え出演団体のPRの場にもなり、賑やかな催しとなった。
課題:目的である普段利用しない人を呼び込めたかどうか判断に悩むところである。ただオープニングを今回もスポーツ広場で行い、星の子会(小中学生)の空手を団地の方も多く見学されていた。今後につながればと考えている。
②大掃除&交流会
目的:登録団体が一緒に掃除を体験することによりお互いの活動を知るきっかけとする
日程:12月26日(木)10:00~12:30
対象:登録団体
参加人数:77人(34団体67人+アクト会員)
内容:前半は6~8人のグループで各部屋を掃除。(部屋の隅やブラインドなど)きめ細かく皆で力を合わせ実施。後半はお茶を飲みながらの交流タイム。普段の利用で気が付いたことなども話し合ってもらい提案して頂く時間とした。
成果:和気あいあいと行え、交流の機会も持て有意義なものとなった。
課題:参加団体数が多くなったため、手持無沙汰の方もいた様子。参加して頂く団体数を決める事も必要か。
③おやこの広場(共催:ばばばる~ん)
目的:乳幼児を持つ親がつどい、子どもと一緒に遊びを通して交流する。
日程:4月21日~3月31日(毎月最終月曜日)10:30~11:30(全11回)
対象:乳幼児と保護者
参加人数:275人(延べ人数)
内容:広いトレーニングルームを利用し、親子一緒の歌遊びや手遊び、紙芝居や専門家による「食育」の話、また各季節の行事も盛り込んだ。
成果:毎月定例で行うことと行事内容が事前にわかる工夫をした結果、参加者数が増えた。広い部屋を素足で動けることが大きな魅力の様子。協力団体の「ばばばる~ん」や地域のお母さん達(家庭教育学級ぱんぷきん等)の協力もあり今後も近隣の子育て拠点(広場)とは違う魅力で開催していきたい。
④ベビーマッサージ
目的:0歳児をもつ親が赤ちゃんとのスキンシップを学びながら交流する
日程:6月4日(火)・9月3日(火)・12月9日(月)・3月4日(火)(全4回)
対象:0歳児と保護者
参加人数:46組(延べ人数)
内容:ベビーオイルでのマッサージとスキンシップの方法を学びまた講師のリードでの自己紹介などで知り合うきっかけとなり、母親同士の会話も弾んでいる。
成果:親子のスキンシップと併せ親同士のつながりの一助ともなり、またコーナー主催の事業の紹介などもでき参加につながった。
課題:最近、近隣施設(複数)でも同様の取組が始まっている。他施設との違いを工夫していきたい。

4 団体・サークルの活動・事業・運営を支援する

①おはなしの国 おはなし会ボランティア養成講座&公開講座(磯子図書館・読書活動推進プロジェクトとの共催事業)
目的:学校や地域でのおはなし会や読み聞かせの活動をしている人を対象に、基本的な考え方やスキルアップを図ると共に仲間づくりにつなげる。
日程:10月18日~11月29日(金)10:00~12:00(全5回)
対象:読書活動に関わる人
参加人数:養成講座37人、講演会93人
成果:今回も磯子図書館との共催、並びに「読書活動プロジェクト」が企画・運営を担ってくれた。
市内公立の小学校へのチラシの配布も可能となり、多くの参加につながった。
公開講座は小中学校の国語教科書の編集者を迎え、「昔話・古典と読み聞かせ」と題して伝統的な文化を学ぶ意味などについて学んだ。
②学校図書ボランティア交流会(共催:読書活動推進プロジェクト・後援:磯子図書館)
目的:学校での読み聞かせや図書整備などのボランティアが集まり、手遊びの実習やそれぞれの活動に つ
いての情報交換等を行い、今後へ生かしていく。
日程:6月28日(金)10:00~12:30
対象:学校図書ボランティア
参加者数:33人
成果:同時に行った「わらべうた手あそび」の講習は好評で講座の導入として効果的だった。受講者手持ちの資料も多く、情報交換に役だった。ワークショップも新鮮で課題の洗出しや解決への糸口を考えるのに役立った。磯子図書館の後援をもらい公立小中学校へ配布が行えた。
課題:各区図書館が同様の取組を行うので、時期が重ならない様情報収集が必要。
③学校・地域コーディネーター連絡会
目的:学校・地域コーディネーター養成講座(市教委主催)修了生の活動現場での課題の共有、情報交換を定期的に行い、課題解決などを図る。
日程:4月~3月毎月第2水曜日10:00~12:00(全10回)
参加人数:129人(延べ人数)
内容:活動している各校の取組状況の紹介、Yokohama学校地域コーディネーター・フォーラム(学習プログラム見本市・交流会)開催に向け話合い、準備などをおこなった。
成果:常時10人以上が参加し、活動が初めての方からの様々な質問に皆が丁寧に対応している。時には一緒に考える場もあり、ここでも仲間づくりが進んでいる。養成講座では学習支援者として協力をし新たな修了生とのつながりも広がっている。
課題:各校コーディネーターの自主的な会であるため、財政的な基盤が脆弱である。今後の検討課題。
④Yokohama学校地域コーディネーター・フォーラム
目的:平成19年度から始まった学校・地域コーディネーターの活動を広く知ってもらうことを目的に地域(企業やNPOなど)と学校がつながり、子どもたちの学習支援を進める。
日程:6月8日(土)10:00~16:00
内容:教育支援プログラムを持っている企業NPO大学などと学校をつなぐプログラム見本市と交流会を行う。16団体(企業)のプログラムが揃い、活発な情報交換が行えた。
参加者数:200人
成果:学校・地域コーディネーター連絡会が母体となり実行委員会を立ち上げた。横浜市で初めての取組ということで多くの学校関係者や団体の参加があった。今後は参加団体(企業)数を増やし、学習支援を進めていきたい。実行委員として参加した各校のコーディネーターどうしのコミュニケーションも深まった。
課題:資金的な基盤も無く全員ボランティアでの活動だった。達成感はあったが、予算面が課題。

5 担い手のすそ野を広げる

①おはなし会
目的:子ども達が本に触れるきっかけとして、またおはなしの国養成講座修了生や地域で活動している方達の実践の場
日程:4月20日~3月15日(毎月第3土曜日)11:00~11:40(全11回)
対象:子どもから大人まで
参加者:185人(延べ人数)
内容:絵本の読み聞かせ、素話(ストーリーテリング)、紙芝居、手遊び・歌遊びなど
成果:子ども達が本に触れるきっかけとして、また活動者は体験の場としての位置づけも固定しつつあり、毎回楽しみにしている参加者もいて、出演者の励みになっている。他の施設から出演者や講師の相談にもつながっている。
課題:毎回のように来てくれるリピーターはいるのだが、全体的に参加者数が減っている。地域のイベントとの重複や周知方法を再考する。
②家庭教育学級ぱんぷきん(一時託児つき)
目的:乳幼児を持つ親たちがつながり、共に子育てや社会的課題などについて学ぶとともに社会参加の一歩とする
日程:10月1日~11月13日(火)10:00~12:00(全6回)
対象:乳幼児を持つ親
参加者:21人
内容:テーマ「その育児!ちょ~っと休憩」~主役は私!ココロとカラダにうるおいを~
※一時託児は磯子区地域子育て拠点「いそピヨ」に依頼し、登録の方の派遣をお願いした。
子どもたちは別室で保育者が遊びながら対応し、親の手元を離れてよく遊んでいた。
成果:毎年運営委員会を立ち上げて企画・運営を行っている。運営委員も参加者も日常生活で繋がって情報交換をするなどし、仲間づくりの一端を担っている。運営に関心を持つ参加者もいて社会参加への意識が高いことも伺える。
ぱんぷきん同窓会(一時託児付き)
日時:1月21日・28日(水)10:30~11:30(全2回)
対象:家庭教育学級ぱんぷきん学級参加者
参加者:14人
内容:「認定NPO法人エンパワーメントかながわ」が受けている補助金事業の一環として実施。
テーマ「子育てがラクになるワークショップ」

6 生涯学習機会の提供

①英語でトーク in ISOGO(共催:おもいっきり楽しい国際交流)
目的:様々な国の出身者をゲストに迎え、母国の文化や習慣などを紹介してもらい、理解を深める。
日程:5月25日~7月27日(土)10:00~12:15(全3回)
内容:ガーナ・ドイツ・イギリス出身者がそれぞれテーマに沿った内容を英語で話す。文化や習慣にお国柄も出て、参加者からの質問も盛んであった。後半はチィータイムとし、終始なごやかな雰囲気だった。
対象:英語で会話ができる人
参加者数:48人
成果:毎年応募数を上回り、好評である。ゲストも理解しやすいよう映像や資料を用意してくれ、また共催団体のスタッフも皆さんも準備から当日の進行までスムーズに運営がされている。
②古文書で地元を知る(古文書一九会との共催事業)
目的:古文書解読を通して磯子区を知り、郷土への愛着を深める。
日程:10月24日(水)14:00~16:00
内容:磯子区役所の「いそごまつり」一連事業。磯子の歴史に造詣の深い元神奈川県立公文書館職員を講師に磯子区内の旧家「堤家」に残る古文書をテキストに、江戸時代の磯子の概況を学習した。
対象:一般
参加者数:56人
成果:磯子の歴史を学び、またコーナーを知ってもらうきっかけになった。
③ハーブの魅力を感じる講座(共催:チームローズマリー)
目的:ハーブを知って育ててもらうことにより緑を身近に感じ暮らしに役立てる。
日程:6月11日・25日(火)10:00~12:00(全2回)
内容:ハーブの苗の鉢植え体やハーブを使った化粧品づくりなど、体験と講話を登録2団体に依頼。
対象:一般
参加者数:19人
成果:参加者からも好評で、コーナーの紹介と講師を担った団体の紹介も同時に行い会員増に役だったようだ。昨年開催した「グル―プ活動応援講座」で企画した内容が実際の講座となり、共催団体の達成感につながった。
④オリジナル練習帳で筆ペンのおけいこ
目的:筆ペンで文字を書くことを日常生活に取り入れ、みんなで学ぶことを通じて仲間づくりと継続的な活動につなげる。
日程:11月2日~3月15日(土)10:00~12:00(全10回)
内容:楷書の基本から始まり年賀状などの宛名書き、のし袋の書き方など日常生活に役に立つ内容。
対象:一般
参加者数:27人
成果:講師の指導力は高く、四季折々の風物を語る等日本文化の学習にもなり、受講者の満足度も高かった。
課題:一部参加者がグループ化し、受講生全員の交流やサークル活動へつながらなかった。
⑤きもので遊ぼ 簡単リメイク
目的:気軽にリメイクをすることで、着物(和布)に関心を持ち、併せてリサイクルにも関心を持ってもらう。仲間づくりと継続的な活動へとつなげる。
日程:11月5日~3月18日(火)9:30~12:00(全10回)
内容:講師をWE21ジャパンかながわ、リメイク作家、近隣商店街の呉服屋店主などにお願いし、リメイク品の創作だけでなく、着物を中心とした日本文化のあれこれを伝えていった。
対象:一般
参加者数:23人
成果:受講者に経験者が複数いて初心者への手助けなど、相互交流ができ事後グループへつながった。リメイク・リサイクルの活動の一端を知る機会にもなり、その視点を持った活動へ広がりや双方の協力体制が期待される。
⑥ハーブで暮らしを彩る
目的:料理やティータイム、美容に役立つハーブ・アロマの基礎知識を得て暮らしの中に取り入れる。春に行った同様の講座に肉付けを行い実施。
日程:1月17日~3月14日(金)10:00~12:00(全5回)
内容:ハーブオイル等を作る体験講座を中心に最終回はハーブカフェを開催。
対象:一般
参加者数:17人
成果:作品作りのための材料は多く参加者の満足度は高かった。
課題:個人としての満足度は高かったが、参加者同士の交流の機会は少なかった。また内容的には春や秋の開講が適切と考える。
⑦ストレッチでリラックス(一時託児付)
目的:子育て中の親のリラックスの時間を提供する
日程:10月26日~12月18日(水)11:20~12:20(全6回)
対象:子育て中の母親
参加者数:6人
課題:子育て中の親を対象に募集したが、水曜日は参加者は少なく、また仲間づくりには至らなかった。
⑧ママのための写真術(一時託児付)
目的:日頃子育てに忙しいお母さんが、自分の時間を使って自分磨きの機会を得、併せて同じ趣味の仲間との出会いを作る。
日程:2月27日(木)10:20~12:00
内容:女性フォトグラファーによるワンポイントレッスン。操業式や入学式に生かせるよう2月に実施。
対象:子育て中の女性
参加者数:13人
成果:2時間での内容は限界があるが、参加者の満足度は高かった。試験的に託児付き事業としてみたが、実際に希望者が多いことも分かった。
課題:託児希望が多く、申込を断る場面もあった。幼稚園・小学校に通う子を持つ親の集客は難しい。また持参するカメラの機能が様々なので、参加者へのフォローに時間と手間がかかる。
⑨ヨコハマ・エコ・スクール(市地球温暖化対策統括本部の「ヨコハマ・エコ・スクール」登録事業)
目的:地球温暖化防止をはじめとする環境問題などを暮らしに身近な事例などで学び、生活に活かしていく。
日程:10月14日(月・祝)・11月3日(日)14:00~16:00(全2回)
対象:一般
参加者数:8人
内容:テーマを「ヨコハマの海はいま」とし、ダイバーが揃う市民活動団体の視点で環境問題を「海の中から」考え、清掃活動やアマモ植え付け活動などの写真や映像などを通して市民と横浜の海の関わりを話してもらった。
課題:参加者数が少なかったのは開催時期を含め様々な要因があったと考えられる。検討課題。
⑩ヨコハマ・エコ・スクール18区リレー講座
(市地球温暖化対策統括本部の「ヨコハマ・エコ・スクール」登録事業)(協力:磯子区役所)
日程:2月16日(日)10:30~12:00
内容:テーマを「短編映画でストップ!地球温暖化」とし、映画監督の片岡翔さんのトークショーと4作品上映を行った。
対象:一般
参加者数:33人
成果:5分から10数分の短編映画から身近な温暖化問題を考えるきっかけになった。分かりやすい内容で参加者には小学生の姿もあり、参加者の満足度は高かった。生憎の大雪の影響で参加者数が伸び悩んだが、磯子区役所の担当部署との連携もでき、今後の事業連携の糸口ができた。

7 情報の受発信

①メンバー募集冊子の作成&配布
活動団体の課題の一つに会員の減少がある。そうした団体の安定した運営を図る事を目的に登録団体にダイレクトメールを発送、希望団体の情報をまとめ「メンバー募集カード一覧」を1,000冊作成。磯子区内市民利用施設や18区の生涯学習支援センターへ配架と配布を依頼した結果、反響も大きく問い合わせが40数件あり効果があった。
②メンバー募集情報のホームページ掲載
上記団体情報を冊子配布と併せ、社会教育コーナーホームページにも掲載し、周知の広がりをねらった。ホームページを見ての問い合わせもあり効果があった。
③情報の集約
市内18区の生涯学習・市民活動支援センターの定期発行物(リーフレット・情報紙・グループ情報誌・ボランティア講師情報誌など)
④館外掲示
団体のチラシやポスターの館外掲示を行い、コーナー横を通る人を館内へ誘致し情報の提供へつなげた。
⑤ホームページ
リニューアルを行い情報発信の仕組みを作った。今後は各種生涯学習関連の情報提供が今まで以上に充実されると期待している。

8 他機関・団体等との連携

目的:コーナー事業を館内実施だけにとどまらず、広く各方面と繋がることでコーナーを知ってもらい一緒に事業をすることで、顔のみえる関係も構築される。

①横浜山手芸術祭
花と器のハーモニーや横浜山手芸術祭の各実行委員会に参加。事業の一端を担った。
②磯子区内子育て支援ネットワーク
地域子育て拠点「いそピヨ」と健康福祉課が中心となり、テーマを基に定期的に話し合いなど行っている。顔のみえる関係が少しずつ進んできている。
③磯子NPO連絡会
NPOのメンバーとの付き合いの中でコーナー事業への協力も多々あり、相互に情報交換していく中で理解も深まった。磯子区役所から事業の参画依頼もあり今後も目的に沿った活動を進めていく。
④磯子図書館
例年さまざまな読書活動推進に絡み、磯子図書館の協力をお願いすることが多い中で今年度も養成講座を共催事業とした。今まで以上に関連本の貸し出しなどをスムーズに受けることができた。また磯子図書館利用者懇談会にも毎年参加している。
⑤横浜サンタプロジェクト
企業・学生・NPOとの連携を目的に12月14日のイベントに向け実行委員会に参加した。結果、対外的にコーナーの紹介もでき多くの方とも知り合えた。CSRに取り組んでいる企業と市民活動団体の集まりなので実行委員会内での情報共有も盛んに行われ、他の事業や団体との連携も広がりを見せている。
⑥読書活動推進プロジェクト
今年度は横浜市学校図書館司書に複数のメンバーが採用された結果、定例会への参加数は少なくなったが、前年同様養成講座の企画運営を担い少しずつ自信を深めてきている。ノウハウも含め学んだことを地域で活かしてもらいたい。
⑦花の土曜会
年間計画に基づき毎月の定例作業とその他必要に応じて月2回程度活動。春のハーブ講座での講師、夏の「おまつりだ!!」では野菜の種苗の販売、12月の「クリスマスリース作り」も実施。コーナ花壇の土止めの取り換え作業なども行い、緑化活動を着実に進めている。
⑧市内・区内の関係機関・団体
定例の磯子区館長連絡会や子育て支援ネットワークに参加、また「いそご区民活動支援センター」とは普段の相談対応とイベントや講師等の情報交換などで密接につながっている。その他団体主催事業などにも出かけた。今後も連携を大切にし業務に活かしていきたい。
⑨市内・区内の関係機関・団体
「いそご区民活動支援センター」とは普段の相談対応とイベントや講師等の情報交換などで密接につながっている。また子育て拠点「いそピヨ」とは事業で連携している。それぞれが持っている機能や特徴を生かして今後も連携を大切にし、業務に活かしていきたい。

9 社会教育コーナーの広報・周知

コーナーの事業を区内はもとより、市内の各種機関や施設に依頼して広く広報を行っている。今年度も事業内容により配布先にメリハリをつけて周知していった。また連絡会など顔を合わせる機会での周知や近隣施設などへは直接出向き配架並びに配布の依頼を丁寧に行った。今後も職員全員が動ける体制で臨みたい。

10社会教育コーナーの評価・検証

①利用者会議
普段利用している登録団体の代表者による懇談会。頂いた意見を管理運営に反映させていく事を目的に実施。今年度も団体の代表から普段の利用時に気が付いたこと(施設管理)と自主事業に関してご意見を頂いた。
日程:1月22日(火)13:30~15:00
②利用者アンケート
登録団体から施設の利用に関して要望や意見を頂き、管理運営に活かしていくことを目的に実施。
日程:12月1日~12月27日の間実施
回答数:106団体
頂いた意見をまとめたものを館内に貼りだし、皆様へ周知した。
③事業アンケート
事業(主に講座)実施の最後に受講者へアンケートを配布し、生の声を頂き、今後の事業開催に活かしていくことを目的に実施。会場・設定時間(曜日)・講師・スタッフなど各項目を作りまたご意見記述も頂いた。おおむね好評であった。
④「ご提案箱」の設置
来館者から施設や事業に関していつでも気軽に意見・提案を頂くようコーナー事務所窓口に設置。
利用者アンケートと同様、頂いた意見や提案を管理運営に活かしている。
⑤第三者評価委員会開催
日程:10月30日・12月25日
評価結果:おおむね良い評価を頂いたが、情報の受発信に関連した項目で評価が低かった。今年度末に以前より検討を進めていたホームページをリニューアルした。今後は生涯学習関連情報を積極的に発信できるよう努めたい。委員から頂いたご意見を真摯に受け止め、今後の管理運営に生かしていく。

11 防災・防犯対策

①緊急時への対応
緊急時、教委、消防・警察への連絡内容(対応マニュアル)を作成し事務所内に掲示。職員への周知を行なった。
②館内平面図で確認
消火設備や警報装置、避難口の平面図を作成掲示し、防災訓練も実施。消火器の設置場所には直ぐ分るよう表示をしている。
③災害対策
磯子区は海に近く地震等発生時に津波が発生する可能性がある。また遠距離からの利用者もあることなどから、有事の際の一時帰宅困難者対応も含め様々な情報を集めリーフレットにまとめている。災害発生時の避難経路の確認等も事務内で再度確認していく。

12 研修

①業務に必要な内容(指定管理者・生涯学習・市民活動)に関連する研修に参加し職場内で研修内容を共有した。
②個人情報取扱に関する研修
職員はもとより、アルバイトスタッフ、連携事業実施の関連団体に呼び掛け毎年実施。学習した内容が実際業務に生かせるよう、普段の仕事の見直し等も進めている。
日程:11月1日(金)10:30~12:00
参加者:16人